頭の中から母を追い出すためになのか
作業に没頭する。
草むしり
部屋の整理
料理
その間、多少は冷静でいられる。
あの人の顔を見ても
静かに対応できる。
しかし、ちょっと目を離したすきに
奇行が始まる。
やめろと言ってもやめない。
言葉が理解できないのか
奇行に夢中になっているからなのか。
どちらにしても、とうとう「異常」な領域に入ってき始めた。
だれも本気で助けの手を差し伸べてはくれない。
これを一人で引き受ける覚悟ができた人だけ
きっとこの状態を乗り切れるのだろう。