SHISAKU のきろく

あたまからわきだしてあふれたものたち(記事にはアフィリエイトが含まれることがあります)

千年の恨み

トランプが「フェイクニュース」だと言ったことは、すべて真実だったように、今やあの国の人が発する言葉は世界中の誰もが信じないであろう。

 

ただ、それを頑なに信じる人々、国々もある。

それはその人たちがそれを信じるほうが「自分が得をする」ことがわかっているからだ。

 

あの国の人たちも、現在行われていることが「悪い」ことであることをわかっていながら、

「事実はそうであってほしくない」と思っていたり、「それを信じるしか自分たちが生き延びる方法はない」と思っているから、嘘であると知りつつもそれを信じる。

 

つまり「信じたいから、信じている」のだ。

 

未だに大勢いる「トランプ信者」も同じことだ。

 

ところでどこかの誰かが

「加害者と被害者の立場は、千年たっても変わらない」

と言った。

 

毎日ニュースで戦争の実況中継を眼前に展開されたら、自分が被害者であると思えてくるが、実際の被害者はその比ではない。

 

その人たちにとっては、何世代経っても、あの国は「敵国」であり、「殺人者」であり、「嘘つき」であり続けるだろう。

 

そしてそれは程度の差こそあれ、世界中の人々にとっても同じことだ。

 

万が一国が滅びて、すべてが焼け野原になっても、10年後、20年後に避難民たちが復讐に立ち上がるだろう。

 

やはりここでも、「殺し合い」は悪いことだと知りつつも、それを応援したくなる自分がいる。私も「信じたいから、信じている」のだ。

 

100年以上前からこんなことが繰り返されているが、それは支配者の欲望と妄想のなせる業。想像力がなさすぎる。もちろん共感力、思いやりも。「思いやり」などがある人間は、政治家にはなれないらしい。

 

いくら文明を発展させていても、人類の本能には「殺し合い」がデフォルト設定されている。