SHISAKU のきろく

あたまからわきだしてあふれたものたち(記事にはアフィリエイトが含まれることがあります)

戦争

NHKが昨日の午前中、今回の戦争の現状についての各国メディアの報道を流していた。

 

その中にはロシアの国営放送のプロパガンダもあり、それをそのまま解説も警告もないままに流すとは(たとえ、反ロシアの国々の放送と並列に並べて視聴者に判断をゆだねるという意図だとしても)、国営放送としてそういう姿勢でいいのかと思った。

 

現代は、視聴者に判断をゆだねていればいい時代になったようだ。いやもう、それしか方法はないようだ。

 

真実はどこにもなくなったのかもしれない。

 

盗人にも三分の理

と言われているようだが、

昨今はすでに盗人には6分以上の理がある。

 

サイコパスの暴君は、「正義」を謳う側と反対のプロパガンダを流す。

それを容易に信じる人々がいくらでもいるのだ。戦前の日本を見ればすぐにわかる。

 

何十年も前に世界大戦は終わったと思っていたのに、同じようなことをまともな顔をして並べ立てる支配者によって繰り返される。

 

そもそもあの国は、何十年も、何百年も、いやそれ以上の昔からこういうことを繰り返してきた国だ。

 

今回の戦争が何とか終わったとしても、それだけで済む問題ではないが、その問題を解決する手立てはだれも持ってはいない。

 

このまま状況が進めば、当然この地球上から一国は消滅するだろう。それで終わりじゃないんだ。

 

あのサイコパスは、人体に必ず発生するがん細胞みたいなもので、健康に気を付けていれば、それはある程度防げるかもしれないが、不摂生をすれば、成長する確率は高まる。そんなことは今やだれでも知っていることだ。

 

しかし、それが一個人のこととなれば、人間の見方はとたんに甘くなる。性善説というか、まさかそこまではやらないだろう、と勝手に期待を寄せる。

 

良心のかけらもない人間は、自分の勝利、利益しか考えていない。「こういうふうにやれば、すぐに手に入るのに、どうしてだれもやらないのか?バカじゃないの?」ぐらいに思っているのだ。

 

がん細胞は増殖して、宿主をも死なせる。人類全体もそういう運命になるまで、戦争を繰り返すしかないのだろう。

 

我々、少なくとも私にできることは、次の瞬間核爆弾が降ってきてもいいように、日々を過ごすことだけなのだろう。