政治家が詐欺を行ったとして逮捕されたことがニュースになっている。
世界を滅ぼしかねない政治家があちこちに現れている現在、
政治家と詐欺師ってどこが違うんだろう、と思っている向きもあるだろう。
こちらに「政治家」の定義が載っているが、
「ブリタニカ」の解説と、「日本国語大辞典」の説明とを比べて、
やっぱり西洋の政治家の志は高く、日本の政治家は何を目指しているのかわからん、とも思える。
しかし、よく見ると、どちらも大昔には「国をどうにかしよう」と考えていた政治家はいたのかもしれないが、現代には自分のことしか考えていない政治家しかいないというのは、洋の東西を問わず事実なのではないか。
そういう人間に国の在り方、世の中の在り方を左右する権力を持たせるのは、当然危険だ。
つまり、この辺から民主主義の崩壊が始まっているのだろうと思う。制度としては、まともなのかもしれないが、その中に組み込まれる人間の資質が劣化してきているということだ。もうどの人間をとってみても「statesman」などこの世に存在しないのかもしれない。
「日本国語大辞典」の②の定義は「politician」と呼ばれる人たちのことだろうが、この辺まで来ると「詐欺師」とはなかなか区別がつかなくなってくるのかもしれない。
