時間も車もなかなか都合がつかない中を縫って、
1週間ほど通院していた。
それが今日、やっと終わった。
炎症を抑えるため(だと思う)、点滴を打たれていたのだが、
その間に、併設されている小児科から幼い子供の泣き声がしていた。
かなりの勢いで泣きじゃくっている。
注射したのか、何なのかわからないが、
きっとさっき見たおばあさんと一緒に来ていた子だと思う。
鳴き声しか聞いていないのに、
その子が何を言いたいのか、何を訴えたいのか、わかるような気がした。
私も幼いころは祖母にお守りをしてもらっていたらしい。
でも、祖母ではしてほしいことが理解してもらえない。
(私の場合は、母親にも理解してもらえていなかっただろう。)
そういうことを訴えている声のような気がした。
最近は、他人の気持ちがわからない人が増えているような気がする。
「だれかのため」と思っていることは、結局のところ「自己満足」のためなのだ。
そんな人になれればきっと楽だろうなと思うが、
今さら自分のことだけ考えて生きるなんてできそうにない。
結局、他人の気持ちを理解する人間は、
自己中心主義の人の召使い、小間使い、奴隷になるしかないようだ。