オレがこうやって動いていられるのも
だれもやらないから自分がやらなきゃという気持ちからなのだ。
やらなくちゃたいへんなことになることがわかっているからだ。
それがなければ、その場でへなへなと崩れ落ちて
風が吹けば、砂の像のように吹かれて飛んでいくかもしれない。
こういうのって、「責任感」というのかな?
「義務感」というのかもしれない。
「義務感」かぁ。
子供として産み落とされたことにより
「義務」を負わされているというのか?
そうやって考えてみると
嫁さんに責任感がないのは
当然と言えば当然なのかもしれない。
目の前で他人が走り回っていても
「わたしには関係ない」と思っているのだろう。
「蒸発」するおじさんの気持ちがよくわかる。
こんな家、いたくなよね。
こんな人生、続けたくないよね。