SHISAKU のきろく

あたまからわきだしてあふれたものたち(記事にはアフィリエイトが含まれることがあります)

ヨウナシ

施設入所により

介護する相手もいなくなって

ほぼ母の介護だけのために生きていた私は

ほぼ用なしとなった。

 

こうなると

この「もう一人のいらない人間」が片付くのを

周りで期待されているような気がして

居づらくなってくる。

 

午前中にデイサービスのケアマネさんに

お礼の挨拶をしに行ったが、

ショートステイと長期入所の間に

一日家に帰してやれと言われた。

 

もううちの中の片づけも済ませたのに。

帰ってきてまた嫁さんともめたら

せっかく機嫌よく施設で過ごしているのが台無しになる。

それに、母に家族で特別なことをしてやっても

喜んだためしがないのに。

 

そんなことは口に出さず

「うちはいいです」と断った。

 

最近、体調がよくないのは

母の呪いかもしれないな、

などと考えることがある。

女性の恨みはほんとに怖い。