認知症は人の本性をむき出しにする。
世話する者にとって、
それが本性だったことに気づき、
怒りがこみ上げる。
それを押さえながら、何とか世話しなければならないのだが、
その人のすることはこちらの都合の悪いことばかり。
それを当たり前と思えるまでには
かなりの時間がかかる。
ただ、それを乗り切ったとしても、
向こうが抱えている恨みよりこちらの恨みの方が上回るときが
やってくるような気がする。
もしかしたら、基地外は伝染病なのかもしれない。
いや、向こうが本来「マトモ」であって、
こちらの社会が築き上げた「社会性」というものを
ニセモノだと気づかせてくれているのかもしれない。