先日、施設から
「仮に入所できるとなったら、すぐに入所を希望するか?」
と尋ねられて、家族と相談すると答えておいたが、
その決心が今日ついた。
嫁も息子も入所に異論はなく、
わたしだけ
「まだ家にいたいのではないか?
ネコと暮らしたいのではないか?
慣れたデイサービスに通い続けたいのではないか?」
などと考えていたが、
そんなことまで考えてやる必要はなさそうだと思った。
今日、デイサービスから帰ってきて、
着替えさせ、足指にニズム氏の薬を塗っていたとき、
いつものことではあるが、小声で「きちがい」とつぶやいた。
そんなことにむきにならなければいいとはわかっていても、
怒鳴りつけてしまった。
小声=本音と理解している。
それに症状が進んで、性格が変わったのではないとも思っている。
2、30年前から、こんなことはいつも言われていたのだ。
きっと私が幼いころからも、心の中ではそう思っていたのだろう。
それに、孫以外の家族とは話したがらない。
いつもネコとばかり話している。
デイサービスやショートステイの時は
機嫌がいいようだ。
要するに、母はこの家にいるより、よそでちやほやしてもらいたいのだ。
「こんなことならもう世話はできん」
と言ったら、よそで生活することに納得しているようだった。
うちでは「説得」や「意思確認」などもう必要はないと感じた。
これで私もハードルを一つ越えた気がした。