poemish
オレのからだを 何かが通り抜ける 何もかもが このからだをすり抜ける ホログラムのように ふと不安になって 触ってみる ちゃんと実態としてあるようだ だがそれも 単なる電磁気の反発 かもしれない
オレはどうしょうもない ひねくれもの どうしてこうなっちまったんだろう 今ごろになってやっと 気づいた ボケた親の世話をしていて やっとわかった 母親ゆずりだったんだ それじゃ諦めるしかない
ひとはなぜ いまそこにある 自然の力にさえ 抗えぬのに 殺し合うのだ ひとはなぜ 自分がされれば 不快なことを 他人に行い それを喜ぶのか 昔の人はその「こころ」のことを 「悪魔」と呼んだ 悪魔はどこか別世界のものでなく わたしのそしてあなたの中に 巣…
人生ってなんかな ジグソーパズルみたいやなって 思うんや 道歩いとって ふと見ると わけのわからんピースが おっこっとるんや それが何かわからんまま 持ってたら 意外なところの空白に ぴったりはまったりしてな これはきれいなピースやなぁ と思って大事…
一日は長い やることが山積み 途中で疲れて休憩しなけりゃ やってられない ようやくそれが終わったと思ったら 外はもう真っ暗 やりたいことがあったのに やる余裕などどこにもなかった 時間はどこへ消えるのか
オレは長い時間かけて オレが生きていてもいいんだという証拠を 探してきたような気がする そしてそれは まだ見つかっていない オレは一生かかって オレが生きていることで 喜んでいる人がいることを 期待していたが そうではなかったようだ 人間なんて いつ…
昨日の寝際に 頭の中で イトミミズが 這い回っているような 感じがした このごろやたらと 頭を使うから 脳の回路を広げようと しているんだろうか どうみても 以前より数倍頭を使っているし 走り回ってもいる それに呼応して イトミミズの活動も 活発化した…
分断 いいじゃないか あの人たちとはいっしょにやってられないのだから 対立 当り前じゃないか あいつらの言う通りならこっちがつぶされる 分裂 やってやろうじゃないか 今さらだれかと仲良くするつもりもない ひとり そうひとりでオレは生きていく それでい…